パソコンは難しい!
さんざん、今まで自動車の免許と比べてきて何ですが、パソコンを使いこなせるようになるのは、自動車免許をとるよりも難しいと思います。
と言うのも、車を操作するのは、アクセル、ブレーキとハンドル、ギアー等、まあ多くても10くらいの部品だけですが、パソコンのキーボードには100近くのボタンが並んでおり、このボタン位置を覚えるだけでも大変です。また、自動車教習所では最低限、学科と実技で60時間前後の時間で済みます。パソコンで言うと、基本操作が「学科」各ソフト(WordやExcelなど)ごとの操作方法が「実技」と言ったところでしょうか。これらを使いこなすにはとても60時間では足りません。しかも道路のルールや自動車の運転方法は一度覚えてしまえばほとんど変わりませんが、パソコンの機能や操作方法はしょっちゅう変わります。車で言えば、マイナーチェンジするたびに、ハンドルの位置が変わっていたり、アクセルの位置が変わっていたりするということです。つまり一度マスターしても常に勉強し続けなければならないのです。
そう考えると、パソコン技術の習得は、自動車免許取得よりもよっぽど大変だということが分かってきます。
それゆえ、手間ヒマとお金のかかる社員のパソコン研修ですが、ひとたびパソコンを使いこなせる社員が育てば、パソコンを活用した業務改善案が出てくるでしょう。給与計算や帳簿関連はもちろんのこと、スケジュール管理や顧客管理・・・。今まで手作業でやっていた仕事に対し「パソコンにやらせれば良いのに。」と言った業務改善案が次々と出てきます。こうした業務改善案は、ベテラン社員がパソコンに詳しくなればなるほど、アイデア出てきます。後はそのアイデアをどのように実現して、商売に結びつけるかが経営者の腕の見せ所と言うわけです。
ですが、社員がパソコンに精通しなければ、こういう改善アイデアは出てきません。今の仕事に精通している社員だからこそ出すことの出来る業務改善案があるのです。これは派遣されてきた人やパソコンの為に雇った人たちでは出すことの出来ない物です。
ですので、自社の商売にパソコンを活用しようと思ったら、まずは社員を教育してパソコンに精通させ、その後でどうすれば自分の商売を改善できるかを考えさせるのが正しい進め方であると言えるでしょう。とにかくパソコンだけ買い与えれば、業務改善は後からついて来ると言う考えでは100%失敗してしまいます。
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