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インターネット経由の受発注

　この不況下において経営者の一番の悩みは、「売上げ拡大」あるいは「コスト削減」だと思います。IT革命もその様な背景の中、生まれてきた言葉です。ですが、パソコンを購入したら、即、コスト削減が出来るのかと言えば、前頁の通りでして、一時的にはコスト増になってしまいます。

　とは言うものの、現在の地域に根付いたサービスのみでは、限られた商圏の中で新たな販路を開拓するのは困難です。その点、インターネット経由の新たな販路開拓は、商圏を世界規模まで広げる事ができる可能性があります。まあ、世界が相手となると言語の問題も出てきますが、全国にならば簡単に広げることができます。

　例えば、インターネット上には、「こんな仕事がありますが、誰かやってくれる人いませんか」と言うような、企業向けの仕事紹介サイトが多数あります。逆に企業向けの販売サイトも多数存在しています。

　ですが、受注にしても発注にしても、インターネットで取引をおこなうと言うことは、世界（全国）が相手と言うことになります。いままでは地域でのシェアを気にしていれば良かったものが、仕事紹介サイトに応募するとなると、全国の同業他社がライバルになってきます。それだけ、熾烈な争いになってきます。今後、勝ち組と負け組がはっきりと別れるようになると言う見通しも、この様なところから来ています。だからといって、この戦争に参戦しなければ「負け組」になってしまうのは明らかです。

　インターネット上で取引をおこなうならば、それなりの門構えが必要です。そう、ホームページです。自社のホームページを持ち、世界（全国）へ情報発信をおこなっていくことが必要となってきます。

　既にあらゆる業種の会社がホームページを立ち上げています。もちろん現段階ではこれら企業の売上げが何倍にもなっていることはないし、コストが何割も削減されているわけではありません。しかしながら、経済産業省の予測では、2005年には110兆円くらいのインターネット経由受発注が予測されています。今後インターネットの普及につれ、インターネット経由の受発注が増加するのは確実です。

　会社のIT武装化には３年かかります。手遅れになる前に、会社のIT武装化の目標である顧客獲得と市場開拓をする為にホームページを持ちましょう。

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