『Macromedia Dreamweaver』
ホームページビルダーとは根本的なコンセプトが異なっています。HTML言語やその他プログラムについて熟知している人なら、プロ用としてかゆいところに手が届く設計に驚かされると思います。
細部をカスタマイズしたり修正したりすることが簡単にできるのもDreamweaverの特徴です。 また、立ち上げこそ時間が少々かかりますが、動作は意外と軽く、画面をタグの切り替えにより一瞬でできるのはホームページビルダーにはできない点です。
HTMLやCGIなどの関連言語を修得し、Web作成を業務として行う人の選択肢としては最有力のソフトです。
ならば、Web作成を業務としておこなっていないならば、Dreamweaverよりもホームページビルダーのほうが良いのでしょうか。
そんなことはありません。特にショッピングページを立ち上げ、同じデザインで何十・何百という商品ページを管理している場合、ホームページビルダーでは管理しきれません。では具体的に、どう管理できないのでしょう。
ホームページビルダーにもDreamweaverにも、「テンプレート」と呼ばれるひな形の機能があります。1からページを作成していく場合、ホームページビルダーでもDreamweaverでも、大きな違いは生まれてきません。ですが、ホームページは1度作成してしまえば終わりという印刷物とは違い、日々更新してゆく物です。この更新作業において、ホームページビルダーとDreamweaverには、価格以上の差が生まれてくるのです。
ホームページビルダーで管理している場合、メニュー(目次)の一部に変更が生まれた場合や、全ページの共通部分(ヘッダーやフッターなど)、デザインなどに変更が生まれた場合、全てのページを更新する必要があります。つまり、100ページあるならば、100回の更新作業が必要になるわけです。これは今までのホームページ更新作業では当たり前のことでした。ですが、Dreamweaverにある「テンプレート」機能では、この作業が1回で済むようになります。Dreamweaverには、「ページの共通部分」と「共通でない部分」を分けてテンプレート化させる機能があるのです。そして、テンプレートをそのサイトごとに管理しているのです。
また、サイト内でファイルを移動させたり、ファイル名を変更した場合の≪リンクの自動更新機能≫もDreamweaverは持っています。
つまり、ホームページビルダーは「ページ」ごとに管理をしているのですが、Dreamweaverは「サイト」ごとに管理しているのです。この差は、ページ作成時にはあまり実感としてわきませんが、いざ立ち上げ、運営を開始してみると、「更新に時間が掛かりすぎて、時間が足りない」と、ホームページビルダーで作成した人が必ずぶつかる壁です。そのようにして彩工房を訪れた方が多くいます。そして、それらの人々はDreamweaverに乗り換えていくのです。
更新の頻度や作成ページ数によって、ホームページビルダーが良いのかDreamweaverが良いのかが分かれてくると思います。是非ご自分の時給を出してみて、更新作業に掛かる時間的ロスを算出してみてください。その結果、両ソフトの価格差以上になるのであれば、Dreamweaverの使用をお奨めいたしますし、価格差以下であるのならば、ホームページビルダーでの作成をお奨めいたします。
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