商品撮影で最も難しいのが、商品の色合いが分かりやすい写真に仕上げることです。お客さんの商品に対するイメージと実物が顕著に異なった場合、返品などトラブルの原因にもなりかねません。そこで、このようなギャップをできるだけおさえられるような撮影を心がけましょう。
従来のカメラにしろデジタルカメラにしろ、完璧な色再現は不可能であるため、商品の色合いに関してはある程度の妥協が必要です。たとえホワイトバランスが適正であっても、使用するカメラによって発色傾向は異なりますし、ライティングなど撮影環境にもかなり影響されます。デジタルカメラに搭載されている液晶モニターの明るさや色合いも目安にすぎません。よく「お届けする商品とは多少色合いが異なる場合がございます」などと写真の下に明記されている場合がありますが、このような配慮も必要でしょう。しかし、だからといって商品の色合いを無視して撮影したり掲載したりしてもよいというわけではありません。お客さんが写真を見て、実物とのギャップをある程度イメージできるような写真に仕上げ、それを分かりやすく掲載することが大切なのです。発色傾向はともかく、商品の色の濃淡は写真の明るさで違って見えるので、適正な明るさの写真をチョイスし、場合によっては明るさやコントラスト、色調を調整するなど、デジタルカメラがうまく再現できなかった部分をフォトレタッチ処理で補うことも必要です。
複数の商品を1枚の写真に収めてしまうと、明るさの判断が難しくなります。どれか一点を基準にすると、ほかの2点の見え方が多少犠牲になってしまうので、できるだけ1点ずつ撮影したほうがそれぞれの色合いを正確に伝えやすくなります。ライティングが一定でも適正露出は商品によって異なるのです。
暗い
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OK
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明るい
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写真の明るさは、商品の色の濃度が適正に見えるかどうかで判断します。カメラが算出した適正露出が必ずしも正しいとは限らないので、明るめと暗めにそれぞれ数段階ずつ露出補正を行って、撮影後にチョイスしましょう。デジタルカメラの液晶モニターを過信してはいけません。
背景が同系色だと商品が背景に埋もれて見えてしまいます。背景は白や黒、グレーなどのモノトーンを使用するのがベストです。また、複数の写真を並べたときの背景の違和感、背景に出てしまった商品の影などが気になるときは、フォトレタッチソフトで切り抜き処理を施し、共通の背景と合成したり塗りつぶしたりするといいでしょう。切り抜き用に撮影する場合は、一般にグレーの背景が適しています。
他も詳しく見てゆきましょう。
☆商品の雰囲気を伝える撮り方
☆商品をおいしそうに魅せる撮り方
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